「シグナル100」という映画を見てみました。橋本環奈主演です。
原作のヤングアニマルの連載は、読んでいるので、ストーリーはだいたいわかります。
視聴覚室でビデオを見ることで、催眠状態にかかり、ある行動を取ると、本人の意思と関係なく自殺するというもの。
よくあるデスゲーム物です。
それが100あるから、シグナル100です。
携帯を使う、他人に暴力をふるう、学校から外に出る、自分の性器をさわる。
他あと96個あります。
ただ、実写映画は、原作をだいぶ改変しています。
まず、この映画はR指定になっています。
グロすぎるからだと思っていましたが、実際はエロもあります。ベッドシーンで喘いでいるシーンとかあります。
それを見てオナニーをしていたクラスメートが、自分の性器をさわるのシグナルで自殺。オナニーしながら自殺って一番嫌な死に方ですね。
実写では、20世紀初頭の宗教で、施設から逃げないようにするためのマインドコントロールビデオでしたが、原作は下部先生が独自に作っています。
下部(しもべ)先生としもべをかけていると思いますが、実写は洗脳を解く方法を言ってから、飛び降り自殺しています。
原作は、洗脳を解く方法を言わずに飛び降り自殺。その後、催眠を受けている人しか見えない下部先生が登場して、ボーナスチャンスとかいきなりゲームをし出しています。それで「生き残ったのは○名か」、「○○はシグナルに入っているんだよ」とか催眠動画なのに、今起きていることを言っています。
あとは、原作では催眠ビデオを見ていない隣クラスの一人が、主人公を助けようとしますけど、最後は激しい肉弾戦の後に死亡。
実写では、夜明けまでに最後の一人にならないと助からないとなっていましたが、原作は最後の一人になる必要はありません。
下部先生が自殺してから、先生に謝れば自動的に催眠が解けるというもので、それで主人公一人だけが助かりました。
そして、高校の先生になった主人公が、クラスメートを制裁するために、シグナル100の催眠動画DVDをさいせいするところで終わっています。
実写のほうは意味不明なラストになっています。何で飛び降りた下部先生が生きていて、織の中で生活してるのかが謎です。
気になった方は原作を読んでみるのもいいかもしれません。
最近、「シグナル10」という番外編をコミックレンタルしました。下部先生の高校生の頃が舞台です。