なろう系は、異世界ファンタジー縛りというのがありますが、一時期流行ったりするジャンルがあります。
しかも、男性向けと女性向けでも、流行っているジャンルが全く違ったりします。
最初は、異世界転生や異世界召喚されてチートから始まって、今はパーティー追放物が流行りました。
前回の流行と違うのは、地球から転生、召喚してチートではなく、現地の人間がチートという点です。
そして、面白いことに、アニメ化されるのは、流行するジャンルを始めた最初の作品のみで、他の作品はいくら面白かろうが、アニメ化されないというものです。
一時期、女性向けで悪役令嬢物が流行しましたが、アニメ化したのは、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」のみで、他の悪役令嬢物はアニメ化されていません。
なろう系には、勇者の復讐系というのがありますが、「回復術士のやり直し」が既にアニメ化されているので、今後は復讐物はアニメ化されないと思います。
そして、10月から始まる「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」がアニメ化されたことで、他のパーティー追放物はアニメ化されない可能性が高いです。
そして、なろう系の男性向けに新たな流行が生まれています。
それが、領地の立て直し系です。自分の治める領地を発展させるために、領民を自分の領地に招こうと奮闘したり、農作物の収穫高を上げたりするやつです。
なので、主人公は転生した王子か領主になります。
「転生王子は錬金術師となり興国する」、「転生領主の優良開拓」、「貧乏国家の黒字改革 ~金儲けのためなら手段を択ばない俺が、なぜか絶賛されている件について~」などありますが、恐らく最初と思われるのは、「天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~」です。
他に錬金術師物も最近多いです。錬金術でチートというやつですね。
女性向けのほうは、悪役令嬢物は落ち着いていますが、流行になっているのは、「令嬢の婚約破棄系」です。
これは、妹に奪われたりとか、王子から一方的にとか、自分から一方的にとか婚約破棄の方法は様々です。
ただ、主人公が王女というのは女性向けでは、なぜかないです。侯爵令嬢が主人公というのが多いですね。あと、聖女とか。
女性は、男性のような夢を追うよりも、現実主義的な考えが多いのが影響している可能性があります。男性は趣味ですが、女性はそれよりも現実的な旅行が多いというのがあります。
あと「聖女の魔力は万能です」を見て、少し違和感を持ったのが、イケメンが登場しても、主人公の女性は、冷めた目で見ていることです。
男性向けでは、かわいい女の子が登場しても、かなりのドジっ娘でない限りは、冷めた目では見ないです。