都市伝説ちゃんねるを見ていなかったら、恐らく見なかったと思います。
その映画のタイトルは「きさらぎ駅」です。
ただ、事前情報なしなので、はすみの書き込みの情報を再現する内容だと思っていました。
冒頭では、はすみ氏が2ちゃんねるで書き込んだ情報を元にしているという注意書きがありました。
その後、はすみこと葉山純(はやますみ)の体験した話を聞きに、大学生の民俗学の卒論の取材で、家を訪ねるところから始まります。
そこでの体験は、新浜松駅から乗った電車で、異世界に迷い込んだというものです。
そこには、若い3人と酔っ払いとサラリーマンの男性、女子高生が乗っていましたが、寝ていました。
元の書き込みでは、6人は寝たままで、はすみ1人で降りたことになっていますが、映画では、全員目覚めて、6人全員がきさらぎ駅に降りたことになっています。
そして、若い3人が周りを探ると、触手の妖怪に襲われることに。
もちろん、元書き込みには、誰かに襲われたりはしていません。
線路を辿っていくことになりましたが、途中で「線路の上を歩くなよ」というジジイが、線路の下に…...
と思ったら、目の前に移動して、異形の形に変化。襲い掛かってきます。
元書き込みは、後ろから声がして振り向くと、片足のないジジイが立っていて、しばらくすると消えたようです。
そして、伊佐波トンネルを抜けて、出た先には、車が…...
車に乗り込むと、運転手の男が山道に入って行って、異形の形になって襲いかかってきます。
はすみは、女子高生と一緒に車から逃げて、その先にある神社に到着。
そこで、異形の妖怪に襲われて死んだメンバーがゾンビとなって、はすみと女子高生に襲いかかってきます。
神社の先には、光のドアがあり、女子高生を先に行かせると、ドアが爆破。
気づけば、はすみは、だだっ広い草原の中にいて、一人だけ生還したというものです。
心残りは、女子高生を助けられなかったことのようです。
この民俗学の研究の中で、神隠しを卒論のテーマにしているようで、ここで異世界エレベーターの話を持ちだしてきました。
最初、新浜松駅に乗って、寝過ごして、反対側の駅から戻るも寝過ごして、新浜松から再度乗ると、異世界に行くそうです。
それが異世界エレベーターと同じ条件のようです。
そして、話を聞き終えた大学生は、帰りの電車で、同じ条件でわざと駅から戻りを繰り返して、もう一度乗ると、真夜中なのに、朝の光景が…...
さっきと同じで、寝ていた6人が目覚めて、きさらぎ駅で降りることに。
女子高生を見つけ「葉山純さんって知ってる?」と聞くと「知らないです」という女子高生。
「記憶はリセットされるのか」と納得する大学生。
この後、何が起こるかわかっている大学生は、女子高生を連れて帰れるでしょうか。という第2弾が始まりました。
感想は、異形の妖怪が襲ってきたことで、完全なホラーになっています。
安いB級ホラーというよりは、きさらぎ駅脱出ゲームのようです。
そして、無限ループの終わり方は、都市伝説ではありがちなエンディングですね。