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運命の日まであと1年を切りました

 最近、都市伝説ではある話が有名になっています。
 きっかけは、たつき諒氏の「私が見た未来」がメディアで取り上げられたことです。
 これによると、2025年7月5日午前4時18分(午後4時18分)に、フィリピン沖で海の中がボコンと跳ね上がり、そして、東日本大震災の3倍を超える津波が起きて、香港、フィリピンが地続きになるそうです。
 2011年3月は大災害、2025年7月は大災難となっています。
 この大災難とは何なのかがいろいろと言われている都市伝説の内容です。
 また、世界中の預言者は2025年の日本は危険と予言していて、ホピ族の預言でも、2025年に一つの時代が終わるとされています。

 この中で有力視されているのが、海底火山の噴火、大地震、巨大隕石の衝突です。
 確かにどれも海底がボコンとなって、大津波が起きる条件です。
 ただ、フィリピン海沖には、海底火山はなく、地震を起こすプレートもないと判明しているので、そうなると巨大隕石の衝突しかないとなって、現在、巨大隕石衝突説が最有力となっています。

 理論物理学者保江邦夫教授によると、NASAの信頼できる情報源からフィリピン海小惑星の破片が落下することを既に予測済みのようですが、ソースはこの教授の言葉だけで根拠に乏しいのも事実です。
 しかも、大きさ、小惑星の名前も不明ということで、この時点でうさん臭さが出てきました。

 2013年のロシアのチェリャビンスクに落下した隕石は、直径約17m、質量約10tのようです。
 そして、この隕石衝突には、リスクリスト(トリノスケール)というものがあって、レベル1~レベル10のランク分けがされています。
 現在のNASAでは、リスクリストに唯一載っているのが、レベル1の直径約50mの2023DWという名前の小惑星です。
 2046年2月14日午後9時44分に地球に最接近するようで、レベル3に達したら公式に警告を発する見解です。
 衝突する確率は360分の1とかなり高めです。
 あと、直径約45mの2012DA14という小惑星2046年2月15日に再度接近という情報はあります。

 ところで、来年の今日衝突する隕石のレベルはいくつですか。
 落下するのが確実ならレベル10じゃないとおかしいですよね。
 それに、NASAはレベル3で公式に警告の割には、この小惑星は警告していないのもおかしいですし。
 そうなると、大学教授の言ってることも怪しくなってきました。

 有名大学教授が言っていたからとか、陰謀論あるあるネタの1つじゃないですか。
 本当にその人が言っていたのかも怪しいですし、インタビューを取り付けて、真相を聞く人とかいないんですか。
 都市伝説Youtuberは、視聴者を不安にさせて金儲けをしているわけだから、誰もそんなことはしないんですね、わかります。

 以前、関が某地震研究家の教授と南海トラフが起きるのは、2035年と言っていましたが、その教授の正体が地震研究家ではなく火山学者で地震については素人ということをと学会が暴露していました。
 ということで、隕石もありえないということになりました。

 じゃあ、南海トラフなのかというと、それもありえません。
 過去のデータでは、先に東海で起きてから、西で起きていますので、さらに南東で先に起きるということは過去一度もありませんので、これも違います。

 ただ、2025年の太陽フレアの活発化で、電子機器が使用不能になって、場合によっては、人工衛星が落下という現実的にありそうな説を主張しているゆっくり解説がありました。
 現実的にあるなら、これの可能性はあります。
 たつき諒氏は「なければそれに超したことはない」と言っていますので、何もないことを願います。
 1999年のノストラダムスといい、2012年のマヤ族といい、これで何回目の予言なんでしょうか。
 2025年が無事に過ぎたら、次は2038年問題が都市伝説の話題になりそうです。