ということで、アニメの感想です。
2日は、「狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF」です。
英語の部分は、「商人は賢狼と出会う」ですね。
新シリーズだから、前回の「狼と香辛料II」の続きからと思っていましたが、最初からなので、リメイクですね。
今回は、賢狼ホロと出会い、わっちわっちにされたところで終了。
そこで気になったのが、dアニメストアで配信されている2008年1月~3月の第1期シリーズとの違いです。
見た感じでは、ほぼ同じでしたが、祭りで最後の麦を狩る人が、クロエという女性だったり、その夜に泊まったところが馬小屋だったりと若干の違いがあります。
この作品の一番の魅力は、異世界ファンタジーでありながら、剣も魔法もなく、商人との取引を主軸にしているところです。
バトルではなく、経済を中心にしたところが、ライトノベルとしては評価されているようです。
wikipeidaの情報を引用すると、
> 本作は、ライトノベル作品としては珍しく、経済や商取引の世界に踏み込んだ
> 作品としても評価されている。文芸評論家の榎本秋も普通のファンタジー作品
> では見られない社会システムや文化、経済に注目したストーリーであり非常に
> 興味深いと述べている。ゲームライター・編集者の石井ぜんじは本作が刊行さ
> れる以前はライトノベルを通して知識・教養を得られる機会が殆どなく、その
> 点言えば本作はライトノベルの新たな可能性を示す作品になったと述べてい
> る。
現在の異世界系でも、商人を中心とした話やら、冒険者ギルドの他にも商業ギルドが出てくるのも、この作品の影響があると思われます。
転スラでも、ニョルマイルという商人の巧みな取引がありますし、現在放送中の開国祭の中心人物になっているのは、コミック23巻で確認できますし。
この後の「狼と香辛料」では、1話で麦との物々交換で得た毛皮を他の商人に売るときに、銀貨140枚という妥当な売却価格を銀貨210枚まで引き上げるという賢狼もかなりの商売上手な点が3話で描かれています。
あと、2008年版では、キャストはロレンツのみでしたが、2024年度版ではクラフト・ロレンツになっていました。
これは、主人公を強調したからなのでしょうか。
そして、IIもあるので、恐らく2クールあると思われます。