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石舞台古墳とは……

 超常現象関係の本とかで、縄文時代の片足の取れた土偶と一緒に紹介されているのが、宇宙人が作ったと思われる石舞台があります。
 小学校の遠足で、奈良県の明日香村にある石舞台古墳に行ったことがありますが、入場料がいります。
 あと、石自体触れます。それどころか、石の真下にある石室にも入れます。
 石舞台古墳と聞くと、正面からの写真が有名ですが、反対側に回ると、下に降りられる坂道と堀があります。真下には石室です。
 これを宇宙人が作ったにしては、かなり地球人の土木技術を真似て作ったことになりますが、超常現象肯定派からの反論意見をお待ちしています。

 これは、蘇我馬子の墓といわれていて、どうやってあの巨大な石を運んだのかも判明しています。
 遺体を安置する石室があることから、古墳というのがわかり、巨大な石を置けるあたり、かなり有力豪族の墓というのがわかります。
 元々、最初から石が見えていたわけではなく、土がかぶせられ、丘のようになっていたようですが、当時の人から恨まれていたこともあって、妬む人が墓暴きをしたようです。
「死しても辱めを受けろ」ということでしょうか。
 当時、石室には、遺体と一緒に副葬品もあったようですが、そうなると次に起こるのは、略奪です。
 遺体も含めてすべて盗まれてしまい、残ったのが今の姿です。
 といっても、記録に残ってないので、実際はどうなったのかは不明です。
 ただ、遺体もなければ、副葬品もない被葬者のいない珍しい墓です。

 実際、石室では、上から巨大な石が見えて、光が漏れています。中は雨がそのまま入った影響なのか湿っていて、なぜか10円玉があちらこちらにありました。
 賽銭のつもりなんでしょうか。

 古墳でよくあるのが、実は盗掘です。盗掘という言葉自体、エジプトのピラミッドでしか聞くことがない言葉ですが、日本の古墳も意外と盗掘に合っています。
 昔、話題になった天武・持統天皇陵は、盗掘にあった跡があって、割られた壺の破片が散乱していたようです。
 この調子だと、大仙古墳(仁徳天皇陵)や卑弥呼の墓といわれている箸墓古墳も盗掘にあっている可能性は高いです。
 宮内庁が立入禁止にしているのは、天皇の墓が盗掘にあっているという辱めを隠すためではないかといわれています。表向きは、静かに寝かせたいという理由ですけど。