そういうことで、毎年恒例のM1決勝戦がやってきました。
トップバイターがいきなりの敗者復活戦。予想はしていましたが。やはりインディアンスが勝ち上がってきました。
ただ、トップバッターだと優勝はしにくいですね。後になればなるほど有利というのがあります。
そして、最初に笑ったのは見取り図のネタ。ボケるマネージャーと大御所というものです。上沼恵美子からファンになったということと「長髪」というあだ名をつけられるのも笑いましたが、一方で松本人志も相方のほうを「デザインパーマ」と髪型つながり……
最後の3組になりましたが、今後出演したときに、このあだ名で定着しそうな感じがします。
あと、マヂカルラブリー。高級レストランのマナーネタかと思ったら、ガラスを突き破って入っていったりと、予想の斜め上すぎる展開に笑えました。
これは「成長したなぁ」とか「驚いたわぁ」くらいの感想が上沼恵美子から出るかと思っていましたが、まさかの「3年前? 覚えてない」という予想外の回答。
ここで、視聴者の期待を裏切るとかやってくれますね。
でも「3年前はごめんな」とは言っていましたし、見事3年ごしのリベンジは果たしたということでしょうか。
もうひとつのリベンジが、ニューヨークです。松本人志との対決。高評価だっただけに、ニューヨークもリベンジを果たせただけに喜んでいましたね。
注目は最年長の錦鯉。49歳だけながら、あれだけの動きのあるネタをやれること自体、笑えます。4位でしたが、これから出演も増えると思います。
残ったのは、1位通過となったのが、結成わずか2年目のおいでやすこが。2位がマヂカルラブリー。3位が長髪とデザインパーマ。
おいでやすこがは、芸歴10年以上のピン芸人同士のコンビです。R1のルール改定で出場できなくなったので、M1でということのようです。
歌ネタで1位通過。R1はマヂカルラブリーの野田クリスタルも優勝していますし、R1同士の対決になりそうです。
ちなみに、おいでやす小田がコンビだったときの相方が、ゆりやんパトレイバーであることは、あまり知られていない。
そして、決勝戦。一番笑えたのは、マヂカルラブリーの電車の揺れネタ。あそこまで床に転がりまくるネタに笑いが止まりませんでした。
会場も今まで見たことがないくらいの爆笑に包まれましたし、司会の今田耕司もツボに入ったのかしばらく笑いっぱなしでした。
そうなってくると、優勝はマヂカルラブリーとなりました。準優勝は同率の票を獲得したおいでやすこがと見取り図。
個人的には、去年のミルクボーイの優勝は、コーンフレークネタのどこが面白いのかわからなかったので納得できませんでしたが、今回の優勝は納得できました。
ただ、準優勝の2組のネタは、あまり面白くはなかったです。見取り図は1本目はよかったのに、2本目が……
もし、おいでやすこがか見取り図が優勝していたら、納得はしていなかったと思います。