最近、「あかね噺」を読み始めました。
以前から、テレビで特集が組まれたりして、かなりの人気のようです。
その番組の中で、作者が女子高生に全然関係のないものを次回作にしたかったようで、それが落語のようです。
内容は、ある落語家が師匠から破門され、その娘は、小学校から落語の稽古をしていたJK。父親が破門された理由を知りたかったので、そこから落語家の道に。夢は真打ちになることのようです。
ちなみに、落語家には階級があって、
前座< 二ツ目 < 真打ちとなっていて、真打ちで初めて弟子を取ることが許されます。
ということで、最初は前座からスタートとなります。
その間に、噺を演じることも許されていて、いくつか演じていましたね。
有名な寿限無もありましたし。
あと、からしというかなり嫌味なキャラがいますが、よく見るといい説明キャラになっています。駆け出しのあかねにいろいろと教えていましたからね。
からしは、五代目円楽がモデルと思われる三楽亭一門に入門しました。
からしの声を演じるなら、一方通行のような声で岡本信彦かなと思います。
そして、ライバルになりそうなのが、同じ一門の有名声優、演じるなら上坂すみれが適任かなと思えます。
高校の落語会でレベルの違いを見せつけられて、それからライバル視していますね。
からしが「声優ちゃん」と言ってるせいで、キャラの名前が思い出せない……
このあかね噺ですが、読み終わった後で、別の楽しみがあります。
YOUTUBEで、本編でやった内容の落語を音声つきで聞くことです。
読むのと聞くのでは、全然違いますね。寿限無だと本当に早口で言ってますし。
寿限無と同じ有名すぎる落語で「時そば」というのがありますが、あかねには演じるのは無理だろうと思います。
なぜかというと、しゃべりしかしていないからです。時そばは、その名の通り、そばをすする音とかを出す必要があります。擬音を出すことを習っていないあかねには難しすぎると思います。
中学校の文化祭でプロの落語家が来ていましたが、そこで言っていたのが落語は扇子とかを様々な物に見立てていることです。
扇子を開いた状態だと、大きい杯に見立てて酒を飲む仕草で、閉じた状態だと箸に見立てて、時そばで使ったりとかします。
「週刊そーなんだ」では、他に手ぬぐいを使ったりもするようです。
そして、その落語を聞いた人が100人いたら、100通りの落語のパターンが出来上がる過程ができるのが興味深いみたいなことも書いていました。