1月9日で上映終了なので、朝から見に行きました。
大筋の内容は、去年の12月10日のブログに書いた通りです。
30年前の実写版では、部外者でホームレスの酔っ払いがいましたが、今作では、タイから来た不法労働者の少女に変わっています。
そのため、議員に続いて、入国管理官から絡む事態に。
中学生&タイ人VS地方議員&建設業者&入国管理官3人
建設業者とは、議員から仕事をまわしてもらっているという意味で、つながりがあります。
この議員と建設業者の繋がりのことを「談合」または「癒着」といって、公務員叩きの批判の理由になっています。
この「談合」は、違法じゃないからやっかいなんですよね。
今回の映画は、2019年度版としては、よくできていると思います。
最初は、実写版のなぞりかと思っていましたが、30年前にはない携帯やらSNSやらもふんだんに出てきます。
廃工場に立てこもっていることをSNSに書き込んで拡散とか今風な話題作りですし。
ただ、YOUTUBERが同じようなことをやったら、ただの迷惑な行為でしかないです。
ということで、テレビ局と警察機動隊まで来てしまう事態に。
さらに、議員の策略で、立てこもっている中学生(メインヒロインを除く)の顔写真を秘書がネットで公開。
その結果起こったことが、この中学生7人の知られたくない過去がネットに。
何という公開処刑……
そんな肉体的だけでなく、精神的にも追い詰められていきます。
実写版では、地下のマンホールから外に出て、花火を打ち上げていましたが、今作では、ひそかに気球を作って、屋上から脱出。
宮沢りえは、いい役どころで出演していました。
タイの少女の両親を連れてきたりとか。あと「経験者は語る」というセリフ。
そして、車に残された30年前の写真。
あの学級委員長の30年後が宮沢りえとしての出演になっています。
そして、BGMですが、クライマックスで、実写版の「SAVEN DAYS WAR」のイントロが流れていて、驚きました。
やはり、エンディングのお咎めシーンはカット。これだけ騒ぎを起こしたら、逮捕もありえますが、議員がもみ消した可能性もありますし。