アニメとゲームと趣味を語るブログII

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これが平和ボケしている日本の現状……

 台湾の有事に備えて、中国を警戒しているタイムリーな話題に、一石を投じる話をしたいと思います。
「ココリコのオールナイトニッポンコム ~マーケティングの犬~」というラジオ番組が昔にありました。
 今のオールナイトニッポン月曜の一部(25:00~27:00)の番組です。
 1999年4月から始まり、リスナーからアンケートを取るというマーケティングの番組でした。

 初回のテーマは「もし、日本で戦争が起きたら、あなたは戦争に行きますか? 行きませんか?」です。
 リスナーからいろいろと来ていましたが、元傭兵のテレンス・リーが聞いたら怒りだす内容ですね。
 リスナーの回答は、ほとんど戦争を舐めているとしか思えないものでした。

 例えば「戦争に行きます。行くことで、自己成長に繋がるからです」
「戦争に行きます。一生の内で絶対にできない体験ができるからです」
「戦争には行きます。非日常で刺激的なことが体験できるので、毎日ワクワクできそうだからです」
 そして、結果は「戦争に行く」が70%と圧倒的でした。
 あのー、一言言わせてもらいますと、「君たち、戦争をピクニックか何かと勘違いしてないか?」

 戦争にあるのは、「死の恐怖」が常につきまとっています。戦地は、一つ間違えば、待っているのは死あるのみ。
 自己成長? する前に死ぬか、精神崩壊するのがオチ!
 一生の内で絶対にできない体験? 確かにそうだが、毎日が死と隣り合わせの内線激戦地の住人にも同じことが言えるのか?
 毎日ワクワクできるのも同じで、馬鹿は一度死なないとわからないんですかね。

 ということで、日本がいかに平和ボケしているかがわかると思います。
 一度、戦地を経験すれば、二度とやりたくないと言い出すと思います。
 でも、太平洋戦争のときには、半ば無理矢理行かされたわけです。

 そういえば、イラク戦争のときに、戦地に行った「人間の盾」というアホ集団がいましたね。
 無関係な人間がいれば、米軍は攻撃できないだろうという甘い考えで結成された集団です。
 結果、無関係であろうとなかろうと、戦地では常に攻撃を受けます。ジャーナリストが寝泊まりしているホテルにも、容赦なくミサイル攻撃をしてきましたからね。
 この人間の盾は、大して役にも立たずに帰国し、その後、大バッシングを受けることになりました。
 ちなみに、米軍がイラクでやったことを言いましょうか。イラク人の民家を襲撃、略奪、強姦。それが、米軍三原則。
 そんな野獣しかいない縄張りに入ったところで、被害の巻き添えを喰らうのがオチです。米軍から略奪を受けて、無一文にならなくてよかったですね。と皮肉で言っておきます。

 この頃は、まだ米国同時多発テロイラク戦争も起きていないときなので、戦争の危機感がない時代というのもあります。
 果たして、今だとどのような回答が出るでしょうか。
 他にも「大切な人のために戦います」とか「家族のために戦います」というまともなのもありましたが、「日本のために」という愛国心のある回答はなかったですね。
 平和ボケしている回答が出るのは、間違いないと思います。

 え、私ですか? 確実に死ぬ戦争には、絶対に参加しません。
 参加して敵兵を殺すくらいなら、戦争を起こした上層部の人間を殺します。
 それか反乱軍が結成されれば、それに加担しますね。
 そしたら、逮捕されますので、終戦まで安全な刑務所で過ごす。
 戦争が起きたら、一番安全なのは刑務所だと覚えておきましょう。