実写映画の「アナログ」を見てみました。
映画のCMでは、泣ける話らしく、「私もこういう恋してみたい」というコメントがありましたね。
そういうことで、泣ける系には目がないこともあって、見に行きましたが、ジャンルが恋愛系のせいかカップルが多かったです。
原作は、ビートたけしの小説です。後から知りましたが、文庫ランキングで、この「アナログ」が1位になっていました。
主演は、現在活動休止中の嵐の二宮和也、ヒロインは波留で、二宮の視点でストーリーが始まります。
ストーリーは、毎週木曜日に喫茶店のコーヒーを飲むヒロインと出会って、次第に恋愛に発展していくという感じです。
ただ、携帯を持っていないので、会えるのは、週に一度だけ来る、あのコーヒー店のみ。
その限られた短い空間の中で、恋愛関係になっていくわけですね。
といっても、喫茶店だけが舞台ではなく、居酒屋に行ったりとかしています。そして、二宮演じる主人公には、2人の悪友が……
この悪友2人が、また名脇役なんですよね。メガネの泣き演技とか、というか、メガネ結婚していて妻子持ちでした。
泣けたかどうかですが、泣きはしませんでした。
むしろ「は?」な状態です。
あと、これ逆「冬のソナタ」ですよね。あのペ・ヨンジュン主演のやつです。
この映画を見て泣いた人は「冬のソナタ」を見たほうがいいですね。恐らく、確実に泣けますね。
それで、「私もこんな恋愛したい」と言っていた人。いや、実際にこんな恋愛って、悲劇のヒロインでしか……おっと、これ以上はネタバレに。
ビートたけし原作にしては、今一つでした。個人的に国内映画失敗作と思っていますが、映画はヒット、そして原作小説は売上1位……
個人と世間のズレというか、たけしのほうが世界的に有名な監督なだけあって、市場受けするものを狙っているのか。
個人的には、感動の押し売り……いや、これ以上批判すると「恋愛したことない人間の僻み乙」とか言われそうなので、やめておこうと思います。
あと、二宮が映画の中で、サザンオールスターズの「愛しのエリー」を歌っています。といっても、カラオケでストレス発散をしているシーンですけども。