今日からようやく公開ということで、早速行ってきました。
なんばのほうに行きましたが、TOHOシネマズなんばでは上映されていなくて、なんばパークスのみでの公開。
そのためか、ほとんどの当日席が満席状態でした。
しかも、中には年配の人もいて、改めて人気の高さを感じます。あるいは、放火事件で知名度が上がったせいもあると思いますが。
感想は、何度泣いたかわからないくらいの感動作でした。
どこで泣いたかを言うと、ネタバレになるので、言えませんけど。
それでいて、最終回にふさわしい終わり方でした。
ここで地上波の10話についてを補足。
ヴァイオレッド・エヴァーガーデンの世界は、第一次世界大戦後のイギリスっぽいですが、れっきとした異世界です。
でも、イギリス人っぽい名前が多いのは置いとくとして、タイプライターに見慣れないアルファベットがあることからも、異世界だとわかります。
10話は、50年分の手紙を書いた一番泣ける回ですね。海外の反応を見ると、「8歳の誕生日おめでとう」のシーンから泣く人続出という状態……
「全世界が泣いた」とは、このこと……だったらおもしろいですけど。
なぜ、10話のことを書いたのかというと、冒頭がアンの葬儀の後から始まるからです。
8歳の誕生日以降、20歳で子供が生まれて、その子供が孫を生んで10代後半に。
この世界が何年後かを考えてみました。
本編が第一次席大戦後の1918年と考えて、アン婆さんが80代で亡くなっているのはおかしいです。
80年後の1998年は、携帯やインターネットがあってもおかしくない時代ですが、それがない。
ということは、70代で亡くなったということでしょうか。1988年は携帯もショルダーフォンの時代で普及していませんし。
10話のアンが7歳なので、アン婆さんは77歳で死去。ヴァイオレットは、その10歳上なので、生きていたら87歳。
さすがに、過去の人扱いされているということは、既に故人ということですね。
ヴァイオレットには、子供がいたのかどうかも不明なままです。子供のことが語られていないので、子供はいないまま亡くなったということでしょう。
このアンの孫が、10話の手紙を読んで感動し、この手紙を代筆したヴァイオレット・エヴァーガーデンがどんな人物かを探しに行くという時代を超えて入り組んだ構成になっています。
だからって、10話の手紙をセリフつきで冒頭から紹介されても、さっそく感動要素を入れてきますか。
あと、大佐が優しくなりすぎています。最初は、武器として連れてきて「同情するなよ」と忠告しておいて、戦争終わってからのこの180度変わった態度。
元中佐の社長が胸倉をつかんだときも「俺が悪かった」と素直に謝罪していますし、大佐のプライドがもはやありません。
ということで、泣きたい方はぜひということに留めておきます。